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マリオットボンヴォイアメックス「還元率」6%って本当?

ようこそブログにお越し下さいました。

寝ても覚めてもマイルのことばかり考えている「旅ガエル」(@tabi_frog)です。今日は、

マリオットボンヴォイAMEXカードの「還元率」にフォーカスを当てたいと思います。

 

巷のブログ記事なんかでは「還元率6%」とか「還元率3%」といった表記がチラチラ書いてあったりするようですが、

この表現は個人的には

まったく正しくない!

と考えています。

確かに見た目の数字としては間違っていませんが・・・

 

還元率って?

クレジットカードで決済すると、その決済金額に応じたポイントが付与されます。

決済額に対するそのポイントの割合のことを一般的には「還元率」なんて言ったります。

 

日本に住む日本人の場合、決済した支払は「円」が基準となりますから、

本体的に「還元率」というのは、

支払った「円」に対して戻ってくるポイントが何円相当になるのか・・・

で判断するのが筋というか基本じゃないかと考えます。・・・というかそうあるべきですよね!

 

 

 

Marriott BONVOYアメックスカード2枚のポイント還元比較

2枚のカードのポイント還元のルールはこのようになってます。

プレミアムカード ノーマルカード
決済ポイント(一般) 100円=3P 100円=2P
決済ポイント(ホテル利用) 100円=6P 100円=4P

 

年会費の高いプレミアムカードは、その分ポイント還元も高く設定されていて、

原則は「100円決済=3P」付与されます。※100円というのは税込の金額です。

 

更にマリオット系のカードだけに、マリオット系ホテルでの利用分については、2倍となる「100円決済=6P」が付与されるというルール。

 

そうすると、プレミアムカードを前提にすると、

通常利用で「100円=3P」なので、ポイントの還元率としては確かに3%

ホテル利用なら「100円=6P」なので、ポイントの還元率としては6%

となります。

 

ただし、マリオットボンヴォイAMEXカードを決済したことによって付与されるポイントは、「マリオットポイント」なので、1P=1円で現金同様に使える電子マネーのように使い勝手の良いものではありません。

「ポイント還元率」

としては正しいですが、一般的な円をベースとした単なる「還元率」としては正しい表記ではありません。

正しく「ポイント還元率」と表記してあれば問題ないと思いますが、そうでない場合は読者を騙そうとしている意図がチラチラ見え隠れするので、ちょっと気を付けた方が良いかも知れません・・・

 

また、マリオットホテルを頻繁に利用する人も中には居るでしょうが、決済の多くはホテル利用以外の一般的な決済だと思いますから、特殊な状況だけを抜き出して「100円=6P」の部分だけを強調するのはちょっとどうなの?・・・と思います。

 

 

 

正しい還元率は?

じゃあ正しい還元率を教えてよ・・・って話ですが、実はなかなかそれも難しい

というのは、マリオットポイントは、

  • 使う場面によって価値が変わる
  • 使える場面が限られている

大きくはこの2つの理由によって、なかなか円に換算するのが難しいからです。

 

マリオットポイントには複数の「使い途」があって、メインとなるのは

  • マリオット系ホテルの宿泊に充当する(ポイント無料宿泊など)
  • マイルに交換して使う

この2つが王道です。

 

 

 

ホテル宿泊に使う場合の還元率

マリオット系ホテルにはポイント(マリオットポイント)で宿泊できる制度が整っていて、シーズンや曜日などによって各ホテルが独自に宿泊に必要なポイントを設定しています。

以前は「1~8に分類されたホテルカテゴリー」に応じて必要ポイントが決められていましたが、現在はこのカテゴリーという考え方は無くなり、宿泊価格に連動して必要ポイントが定まる方式に徐々に移行していくことが決定しています。

 

あくまで私自身の体験レベルとしてですが、

マリオット系ホテルにポイントを使って宿泊する場合の、円換算の価値は

『1P=0.7円~0.8円』

あたりの感覚で間違いないと思っています。

 

例えば、とある週末のメズム東京だとこんな感じ

2名1室をポイントを使って泊まると70,000P

同じ日に同じ部屋を有償で泊まると、54,000円~57,000円程度(赤線部分)

 

そうすると単純計算、1P=0.77円~0.81円程度となります。

ただし注意しなければいけないのは、有償で宿泊すると支払った金額に応じたポイント還元(会員ステータスなどによって変動するので一律ではない)があるので、そこまで考慮すればもう少し1Pの価値は下がります。

そう考えると、概ね1P=0.7円程度に収まってくるはず。

ホテルや時期によって当然変わってきますが、概ねトータルでみるとこんな感じになります。

 

「1P=1円以上」で使えるケースもちょくちょく出てきますし、逆に「1P=0.5円程度」の場合もあったりしますが、トータルでみると上の通り「1P=0.7~0.8円」程度に収まってくる感じですね。

是非実際にマリオットの予約サイトでご自身でも色々検索して試してみて下さい!

 

仮にマリオットポイントの価値が「1P=0.7円」とすれば、

メインとなる通常利用分「100円=3P」は、「100円=3P=2.1円」となり、

 

『還元率2.1%』

となりますね!

 

 

 

マイルに交換する場合の還元率

マリオットポイントは、40社以上のマイルに交換できるという、陸マイラーにとって夢のようなポイント移行システムを備えた驚愕のポイントプログラム😆

マイル移行先の中には、「ANA」「JAL」の両方が含まれているので、その時々の事情に合わせて好きな方のマイルに移行したい・・・という離れ業を、このカードは涼しい顔をして難なくやってくれるのです。

SPGアメックスカードのマイル以降システムイメージ

 

マリオットポイントから各社マイルへの交換レートは、

「3ポイント=1マイル」が原則となっています(一部例外あり)。

よって、

「100円決済=3ポイント=1マイル」となり、結局のところ

「100円=1マイル」

の割合で好きな航空会社のマイルを貯めることができるということになります。

 

 

交換先とレートを一覧表として載せておきますね。気になる航空会社、ちゃんと含まれてますか?

航空会社のマイレージプログラム ポイント : マイル交換レート
エーゲ航空 3:1
アエロフロート ボーナス 3:1
エアロメヒコ クラブプレミエ 3:1
エアカナダ アエロプラン 3:1
エアチャイナ フェニックスマイル 3:1
エールフランス/KLM フライングブルー 3:1
ニュージーランド航空Airpoints™ 200:1
アラスカ航空 Mileage Plan® 3:1
アリタリア航空ミッレミリア 3:1
ANAマイレージクラブ 3:1
アメリカン航空 3:1
アシアナ航空アシアナクラブ 3:1
アビアンカ航空 LifeMiles 3:1
ブリティッシュ エアウェイズExecutive Club 3:1
キャセイパシフィックアジアマイル 3:1
中国東方航空イースタンマイルズ 3:1
中国南方航空 3:1
コパ航空 ConnectMiles 3:1
デルタスカイマイル 3:1
エミレーツスカイワーズ 3:1
エティハド ゲスト 3:1
フロンティア航空EarlyReturns® 3:1
海南航空 3:1
ハワイアン航空 HawaiianMiles® 3:1
Iberia Plus 3:1
日本航空 (JAL) マイレージバンク 3:1
ジェットエアウェイズ Jet Airways JetPrivilege® 3:1
ジェットブルー航空TrueBlue™ 6:1
大韓航空スカイパス 3:1
LATAM航空 LATAMPASS 3:1
ルフトハンザ Miles & More 3:1
Multiplus 3:1
カンタス フリークエントフライヤー 3:1
カタール航空プリビレッジクラブ 3:1
サウディア航空 3:1
シンガポール航空クリスフライヤー 3:1
南アフリカ航空 Voyager 3:1
サウスウエスト航空 Rapid Rewards 3:1
TAPポルトガル航空 3:1
タイ国際航空 3:1
ターキッシュエアラインズ Miles&Smiles 3:1
ユナイテッド航空マイレージプラス 3:1.1
ヴァージンアトランティック航空Flying Club 3:1
ヴァージンオーストラリア Velocity Frequent Flyer 3:1

※ごく一部、交換レートが非常に悪い航空会社がありますが、殆ど使わないので無視でよいと思います。

ユナイテッド航空の場合は10%のボーナスマイルが付加されて、ポイント:マイル=3:1.1のレートとなっています。ユナイテッド航空の利用が多い方は注目すべきポイントとなります!

 

 

基本となる交換レートは上のとおりですが、

「6万ポイント」を纏めて交換すると、「5,000マイルのボーナス」がプレゼントされるため、25,000マイルとなる。

 

「6万ポイント」は200万円分の決済に相当するので、

200万円=25,000マイル となり

このボーナスを上手に利用すれば

実質「100円=1.25マイル」

のレートでマイルを貯めることが可能です。

 

 

 

ここで更に難しいのが、どこのマイルに交換してどのように使うのか・・・

これによってマイルの価値は大きく変動します。

 

我が国フラッグシップキャリアのANAを例にしても、使い方によって、

「1マイル1円~20円」

とかなり大きな振れ幅があるのです。

 

ANAマイルの使い方については別途記事として纏めているので、興味があればぜひ!

【ANAマイレージまとめ】マイル「使い方」を徹底解説2022!おすすめ交換先は?JAL派も!

 

 

1マイル10円以上の価値として使うには、マイルにある程度精通している必要があるので、

誰でも普通に使える価値としてかなり低めに見積もって「1マイル=2円」を前提に考えます。

 

そうすると、

マリオットポイントを普通にマイルに交換した場合は、

100円=3P=1マイル=2円

 

ボーナスマイルを上手に活用した場合は

100円=3P=1.25マイル=2.5円

 

 

となるので、結局100円決済につき2~2.5円の還元となり、

『還元率2~2.5%』

となります。

 

 

 

使える場面が制限される

上記のように、主だった使い途で円換算すると2%~2.5%の還元率なわけですが、

電子マネーのように広くどこでも使えるわけではないし、使い途が大きく限られているという点は考慮すべき点だと思います。

 

ただこの辺りは個人差が大きくなかなか判断が難しいですが、

個人的には、

使い途が制限されいてるという点で、3割ほど価値が落ちるかなというイメージなので、

最終的な還元率としては、

『還元率1.5~2.0%』

あたりで判断するのが妥当ではないかと思います。

 

そう考えると、カードの年会費を考えると「まぁそのくらいだよね」・・・という感じでしょうか?

ただ、マリオットボンヴォイAMEXカードには、他に沢山の特典(メリット)があるので、ポイント還元の部分だけを抜き出したとしても、ちゃんと悪くないパフォーマンスを発揮しています。

そういった意味ではやはり優秀なカードだと判断できますね!

 

マリオットボンヴォイAMEXカードについては、これ以上詳しく書けない!ってレベルの渾身の記事を用意しています。

かなり文字数の多い記事ですが、このカードに興味ある方は是非お読み下さい!

マリオットボンヴォイアメックス超完全解説 【マリオットAMEX超完全解説】2024最新ボンヴォイプレミアム5年目Userの本音/特典~入会キャンペーンまで紹介

 

 

 

マイレージの世界はとっても楽しい!

マイレージ制度、ちょっと複雑ではありますが、一度理解して使いこなせるようになると本当にお得です。

お得な使い方などを見つけるのは、なんだか「法律の抜け道」を探しているようでワクワクしてしまいます(^_^)

私はマイルの魅力にどっぷりとハマってしまいました(^_^;)

一日中マイルのことしか考えてないよ

旅ガエル

これからもたくさん貯めて思いっきり使いたいと思っています(^▽^)

【関連記事】
【裏ワザ?】初心者向けANAマイルの貯め方・陸マイラーになろう!JAL派の方も!

 

 

最後までお読み下さりありがとうございました。

by旅ガエル(@tabi_frog