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国際線運賃の謎?・・・「飛ぶほどに安くなる」を利用してお得に上手に旅しよう\(^o^)/

ようこそブログにお越し下さいました。

寝ても覚めてもマイルのことばかり考えている「旅ガエル」(@tabi_frog)です。今日は、

国際線の運賃の仕組み?・・・を上手に活用してお得に海外旅行をしましょう!・・・という記事。

 

タクシーでもバスでも電車でも、基本的には長い距離に乗ったら運賃は高くなります。

飛行機だって基本は同じ。「韓国」までのチケットよりも「シンガポール」までのチケットの方が高いし、「ヨーロッパ」や「北米」だともっと高い。

移動する距離が長くなればなるほど運賃が高くなる・・・これ当たり前です。

 

でも飛行機に限っては、ある特定の条件の場合に、距離が伸びても運賃が変わらなかったり逆に下がることがあったりするのです!

これを上手に利用すると、実はかなりお得に海外旅行を楽しむことができる。

しかも一度の海外旅行で複数の目的地を楽しむことだってできてしまうのです\(^o^)/

その方法というか「ミソ」となる部分を解説してみたいと思います(^_^)v

 

 

 

エアラインの「ホーム空港」を利用して1つ先の目的地へ!

答えを先に書くとまさにコレ!

各航空会社にには必ずホームとなる空港、言い換えると「本拠地」といえる空港が存在します。

もう少し正確に言うと「国際線を複数路線飛ばしている自国の空港」。

ANAやJALの場合は、「成田空港」「羽田空港」が該当するといえば一番分かりやすい。

シンガポール航空なら「チャンギ空港」、ターキッシュエアラインなら「イスタンブール空港」、マレーシア航空なら「クアラルンプール空港」、カタール航空なら「ドーハ空港」、ルフトハンザ航空なら「フランクフルト空港」、大韓航空なら「仁川空港」・・・などなど。

 

この「ホーム空港」を経由する形で更に先まで飛ぶと、飛行機での移動距離は長くなるけど値段は据え置きだったり、逆に安くなることもある。

「そんなことあるわけない」・・・と思う方も居るかもしれませんが、実際はあなたも既に経験してるかも!

値段安めのツアーで海外に行ったときなど、どこかの空港を経由しなかったでしょうか?「仁川」とか「シンガポール」とか!

ツアー会社はちゃんとこの仕組みを利用してツアーを組んだりしています。

 

 

 

実際に具体例を挙げてみる!

【ターキッシュエアライン】

ターキッシュエアラインと言えば、トルコのフラッグシップ航空会社。インタンブール空港が本拠地です。

ではまず「日本」からその本拠地である「インタンブール」まで往復すると・・・

往復で110,470円となってます(当然ですが日によって価格は変動します)。

 

では、同じ日の同じ便に乗ることを前提に、「インタンブール」を経由して「スペインバルセロナ」まで足を伸ばすと・・・

MEMO

※同じ日の同じ便に乗るために、復路のバルセロナ出発日は一日早くなってます。

なんと107,020円!

「インタンブール」から先の「バルセロナ」までの往復がオマケとして付いてるのに、値段は略据え置き・・・というか若干安くなってます。

赤い四角枠で囲っている部分が、最初に示したイスタンブール往復と同じ便となってますね。便名で確認できます。

イスタンブールでストップオーバー(経由地で24時間以上滞在すること)すれば、スペインバルセロナ旅行だけでなく、インタンブールの旅行も楽しめます\(^o^)/

一粒で二度美味しいまさにグリコ旅行ww(若い人にはわからないか(^_^;))

 

 

【マレーシア航空】

念のため他の航空会社でも確認してみましょう。

クアラルンプール空港を本拠地とする、マレーシア航空。

先ずは、東京-クアラルンプールの単純往復だと・・・

往路復路合計すると、97,480円(諸税別)となってます。

 

上と同じ日程で同じ便を利用する前提で、KULを経由してバンコク(タイ)まで飛ぶと、

なんと80,100円(諸税別)。20%近くも安くなってます。

2つの都市を旅行できて、航空券が20%も安いなんて最高でしょ!ww

 

 

 

どうして運賃が安くなったりするのか?

これにはいくつか理由があると考えますが、一番の理由は、

「ホーム空港経由で他の目的地に行きたい乗客を取り込みたい」

これに尽きるでしょう。

例えば上で示したターキッシュエアラインを例にすると、

「バルセロナ」に行きたいと考えている日本人(逆に日本に行きたいと考えているスペイン人)にも利用してもらい、なるべく座席を埋めたいのです。空席のまま飛ばすほど勿体ないことはありません!

しかし「バルセロナ」に行きたいと考えている日本人(または日本に行きたいと考えているスペイン人)にとっては、直行便で行く方が早いし楽なので普通はそちらを選択しますよね。それらの人達をこちらに振り向けるには「価格」で訴求するしかありません。

そこで他社が飛ばしている「バルセロナへの直行便(またはバルセロナから日本への直行便)」の価格を参考にして、訴求できる価格まで値下げするわけです。

その結果として、ホーム空港より先まで経由して飛んでも航空券の値段が変わらないとか逆に安くなるという現象が発生するのです。

 

更に、経由する人の一部はストップオーバーを利用してトルコに入国し、観光したり買い物をするでしょう。

これはトルコにとって経済的にメリットがある訳なので、国から何らかの支援(税金面の支援など)が行われている可能性もあるかもですね(^_^)

 

 

 

悪用はできません!

ここまで読んで頭のキレる方だと、

「じゃあこの仕組みを利用してバルセロナまでのチケットを購入し、インタンブールまでの往復の部分だけ利用すればいいじゃん!」

って考えるかも知れません。頭いいです!

しかし残念ながら、航空券のルールとしてこれは不可能です。

往路において、イスタンブールから先のフライトを搭乗放棄した時点で、それ以降全てのフライトを搭乗放棄したとみなされます。なので復路の便に原則搭乗不可です(病気などやむを得ない理由などの場合はOKかも知れませんが、そこまで経験したことが無いので分かりません(^_^;))

また、搭乗放棄を頻繁に繰り返すと、その航空会社から出禁などのペナルティーを課せられる可能性もあるでしょう。なのでやめた方がよいですね。

 

 

 

この考え方を日本の航空会社に当てはめたのが「海外発券」

ANAやJALは、日本の航空会社なので、今まで説明したような利用の仕方は原則できません。

だって、ホーム空港が日本の空港となるので、ホーム空港を経由して更に遠くへ飛ぶという概念が出てきません。

ただし、出発地点を意図的に「海外」にズラして考えると、ANAやJALでもこの仕組みを利用することができます。

これがいわゆる「海外発券」

「海外発券」については別記事として纏めているので、興味ある方は是非そちらをご覧下さい!
「海外発券」ってどゆこと? JGCやSFC狙いにお得?方法は?

 

 

 

注意点

なお、航空会社や航空券の種類によっては経由地での「ストップオーバー」ができなかったり、「ストップオーバー」すると航空券の値段がグンと一気に高くなるケースもあり得るので、その点だけは注意して下さい。

また、経由地とか探すのできないよ・・・という方もご心配なく。航空券を検索できるサイト(例えばスカイスキャナーとかExpediaとか)を利用して安めの運賃を探すと、ザクザク出てきますから一度試してみて下さい(^_^)

 

 

 

マイレージの世界はとっても楽しい!

マイレージ制度、ちょっと複雑ではありますが、一度理解して使いこなせるようになると本当にお得です。

お得な使い方などを見つけるのは、なんだか「法律の抜け道」を探しているようでワクワクしてしまいます(^_^)

私はマイルの魅力にどっぷりとハマってしまいました(^_^;)

一日中マイルのことしか考えてないよ

旅ガエル

これからもたくさん貯めて思いっきり使いたいと思っています(^▽^)

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最後までお読み下さりありがとうございました。

by旅ガエル(@tabi_frog