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寝ても覚めてもマイルのことばかり考えている「旅ガエル」(@tabi_frog)です。今日は、
パリ版Suicaみたいな「Navigo」について、旅行者用チケットよりお得だし便利なので絶対にオススメ。注意点もしっかり解説します!
憧れのパリ旅行。まずパリ市内までどうやって移動しようか?ということになりますよね。
私も過去3回は全て空港から市内までバス(ロワシーバス または Le Bus direct)を使っていました。今回初めて「Navigo」を使ったらそのお得さと便利さに感動!
あまりにお得で便利だったので紹介します。
「Navigo」はどれだけお得なの?
先ずバスを使ってパリ市内に入る料金は、
【シャルルドゴール空港からパリ市内までの料金表】
片道(大人) | 往復(大人) | |
ロワシーバス | 13.2€ | 片道×2 |
Le Bus direct | 18€ | 31€ |
※2018年10月現在
空港からバスで市内まで往復するだけで26~31€も必要です。当然市内に入ってからの移動には別途費用がかかります。
市内での移動は「ParisVisit(パリビジット)」トラベルパスを考えている人も多いのでは?でもこれもけっこう高い
【ParisVisit料金表】
Zone1-3 | Zone1-5 | |
1日券 | 12.00€ | 25.25€ |
2日券 | 19.50€ | 38.35€ |
3日券 | 26.65€ | 53.75€ |
5日券 | 38.35€ | 65.80€ |
※2018年10月現在
仮に5日間滞在でZone1-5を利用すると考えると、バス料金まで含めると90€を超えてきます。結構な値段ですよねこれは(T-T)
ParisVisitの場合は、美術館などの割引きを受けることができると言うメリットがありますが、おそらくみなさん「ミュージアムパス」持ってますよね?ミュージアムパスがあれば、この割引きのメリットは殆ど意味がなくなってしまいます。
一方今回紹介する「Navigo」の場合は、空港から市内までの移動にも使えて、Zone1-5まで回数制限なく自由に利用しても、27.8€(カード代の5€含む)で納めることがきます。
後で詳しく説明しますが、旅程が日曜日を跨ぐような場合は追加で一週間分のチャージが必要になりますが、それでも50.6€で済みます。
かなりお得です!
【Navigo料金】
カード代 | 1週間分チャージ(Zone1-5) | |
値段 | 5€ | 22.8€ |
※2018年10月現在 「navigo」はZone1-5の設定しかありません。
「Navigo」でどこまで行ける?
Zone1-5の範囲が乗り放題です。
具体的にはこちら
パリゾーンマップはこちら
パリ市内はZone1
シャルルドゴール空港、ディズニーランドパリ、ヴェルサイユ宮殿、オヴェール=シェル=オワーズ(ゴッホ終焉の地)などは全てZone4-5となるので、Zone5のエリアまで使うことができるのはとても便利。観光客が行きたいエリアは概ね含まれているといって良いと思います(モンサンミシェルなど遠方は含まれません)。
そう考えると「ParisVisit」のZone1-3というのは、旅行者にとっては不十分かも知れませんね。ヴェルサイユ宮殿とか必ず行きますよね。
「Navigo」で乗ることができる交通機関は?
メトロ、RER(郊外電車)、バス(ロワシーバス含む)に自由に乗ることができます。
空港~パリ市内を結ぶロワシーバスにも乗ることができますよ(Le Bus directには乗れません)。
パリ市内はメトロ網がかなり充実していますし、バス路線まで含めると殆ど困る事はないと思います。
シャルルドゴール空港(CDG)で購入してそのままパリ市内へ!
「Navigo」はシャルルドゴール空港でも購入できます。
購入してそのまま電車(RER B線)かバス(ロワシーバス)を利用してパリ市内まで移動すればOK。市内に入ってからも「Navigo」で自由に動くことができます。
シャルルドゴール空港では、「ターミナル2」で「Navigo」を購入することができます(ターミナル1には購入できる場所なし、ターミナル3でも購入できるようですが未確認)。
ANAなどスターアライアンス系航空会社利用の場合は、ターミナル1に到着すると思うので、その場合は無料シャトルでターミナル2まで移動して下さい。
ターミナル1での手荷物受取は5階フロアなので、エレベーターを使って2階まで降ります。そうすると上の写真の乗り場が見えてきます。
シャトルでターミナル2まで。路線は1本だけ(しかも終点)なので間違うことはありません。
ターミナル2に到着したら、「Train」の方面へと向かい、更に「RER B」の乗り場方向に向かいます。
そうするとチケット売り場(日本でいう「みどりの窓口」みたいなところ)が見えますからそこで購入できます。
片言の英語(+挨拶フランス語)で十分通じます。私はといえば、
「ボンジュール」
「ナビゴ&チャージ シルブプレ」
「ワンウィーク」
でOKでした!
「Navigo」のチャージは、1週間単位だけでなく、月単位、年単位でのチャージも可能となっています。旅行者の場合は1週間単位のチャージが便利でしょう。
支払はクレジットカード。・・・で、もらったのがこれ
写真(2.5×3.0cm)を1枚貼る必要があるので、この写真だけは予め用意して持っていく必要があります。
「写真はあるか?」と聞かれたので写真を見せると、窓口の人が貼付までやってくれました。写真の左側の白い部分にはサインを記入します。ペンは窓口の方が貨してくれました。
「Navigo」購入時の注意点
購入時の注意点が2つあります。
それは「Navigo」の1週間パスの区切りが、常に、月曜日~日曜日となっている点。
なので、月曜日にパリに到着して次の日曜日に帰るようなスケジュールだと「Navigo」的には最も理想的となります。
日曜日を超えて次の週にまで入り込む旅程の場合は、月曜日以降の分は別途1週間分のチャージが必要となります(追加チャージ分を考えてもお得ですけどね)。
もう1つは金曜日以降になると、翌週月曜日以降の分のチャージしかできないという点。
これは面倒なルールですよね(T-T)
要するに、パリ到着が月~木曜日であれば当日から利用できますが、パリ到着が金~日曜日となった場合は「Navigo」を当日から利用することができません。
上記2つの点だけはよく覚えておく必要があります。
「Navigo」のチャージは各駅に設置してある券売機(Navigoマークのある券売機)でチャージ可能
「Navigo」の使い方
日本の「Suica」と基本的に同じです。
異なるのは、改札に入るときにだけタッチする点。改札を出る時は基本的にタッチ不要です(一部タッチが必要が改札機もあった)。
タッチは改札機にある「紫色の丸印」が重なってる部分。RERやバスでも同じ「紫色の丸印」で表示されているので、見れば分かると思います。
ただしここでも1つ注意点が!
通常はタッチすると「ピロロン~」といった音が鳴りますが、壊れているのか、全く何も音が出ない改札機が沢山あります。
最初はタッチが不十分だと考えてタッチを繰り返したのですが、そうすると今後は「ブー」っというエラー音と共に、赤い×印が表示される。何度やっても同じ。
その都度駅員さんのいる窓口に行ってエラーを取り消してもらっていましたが、駅員さん曰く、短時間にタッチを繰り返すとそうなるとのこと。恐らく1枚のカードを複数人で同時利用するような不正行為への対応じゃないかと思います。
タッチした際に「ピロロン~」といった音が鳴らなくても、殆どのケースちゃんと認識されているので、そのまま改札を通過しましょう。
不安な方は、タッチした場所近く(上の写真でいうとタッチ場所の奥に小さな液晶表示部があり、その脇あたり)に「緑色の→」が表示されるので、それを確認してみて下さい。「緑色の→」が表示されていれば認識OKということです。若しくは液晶部分に「OK」のような表示が出ます。)。
購入後は「RER B線」か「ロワシ-バス」でパリ市内まで
パリ市内までの移動は「RER B線」か「ロワシ-バス」を使います。
「Navigo」を購入した場所からだと「RER B線」が一番近い。ホントに直ぐ1分くらいです。
「RER B線」は、シャルルドゴール空港のターミナル2が終点なので、ホームにいる電車は全てパリ市内に向かう電車ですから乗り間違えることはないでしょう。
ただこの「RER B線」、私も実際に乗って分かったのですが、けっこう移民系の利用者も多く、治安的に不安といえば不安。旅行者を狙ったスリもいるような話も聞きます。
そういった部分が心配なら、ロワシーバスを使う方が安心かも知れません。ただしバスの場合は渋滞もあるので、電車(RER B線)の方が時間は節約できると思います。
私はこれらを総合的に考えてもやっぱりRER B線の方がいいですね。早いし、電車も頻繁に来ますから!
まとめ
パリでの移動は「Navigo」がお得で便利!
ロワシーバスにも使える。
写真(2.5×3.0cm)が1枚必要
シャルルドゴール空港でも購入できる。
1週間チャージの単位は「月曜日~日曜日」で変更不可
金曜日以降は翌週分しかチャージできない。
初回だけカード代金(5€)が必要になりますが、次回パリに来た時もチャージすれば使えるし、何より良い記念になるから持っていて損はなし!
最後までお読み下さりありがとうございました。
by旅ガエル(@tabi_frog)