ようこそブログにお越し下さいました。
寝ても覚めてもマイルのことばかり考えている「旅ガエル」(@tabi_frog)です。今日は、
ユナイテッド航空(UA)のマイルを使ってANA国内線の特典航空券が発券できるという話!
普通はANAのマイルが貯まったら、ANAに乗り、
JALのマイルが貯まったらJALに乗ります。
しかし、マイレージで提携している航空会社(アライアンス含む)であれば、A社のマイルでB社の飛行機に乗ることができたりします。
しかも、本家よりお得なマイルで乗れたりするという夢のような話がヒッソリと存在したりします。
今回紹介する、ユナイテッド航空のマイル(MileagePlus)を使って「ANAの国内線」に乗るというのは正にそのパターン!
どれだけお得なのか?
実際どうやってANAの航空券を発券するのか?
1つずつ説明していきますね。
旅ガエル
ユナイテッド航空のマイルプログラム「MileagePlus」
マイレージプラスは、ご旅行、体験、お食事など、毎日のさまざまなアクティビティでマイルを貯めて利用できる、フリークエントフライヤープログラム以上の価値を提供するプログラムです。さらに素晴らしいことに獲得したマイルの有効期限がなくなりました。
※ユナイテッド航空HPより引用
と公式サイトでは説明されています。
ユナイテッドマイルの有効期限
ユナイテッドのマイルに有効期限はありません。2019年に有効期限が撤廃され無期限となりました\(^o^)/
日本語の規約自体はまだ改訂されていないようで、下記のような内容の規約がまだ残っていますがそのうち消えるはずです。
28.連続する18か月間にアカウントのご利用(上記規定11で定義)がなかった会員は、会員資格停止の対象となり、蓄積したマイルは喪失します。
11.「アカウントのご利用」は、会員が、(a) 本プログラムで認められている方法(マイレージプラスクレジットカードの使用など)で自身のアカウントにマイルを蓄積するとき、あるいは、(b) 会員が自分のアカウントのマイルを使用してマイレージプラスまたは提携会社(下記規定12で定義)の特典を利用するときに発生すると見なされます。 特典を利用するときなど、何らかの理由でマイルがアカウントから削除され、続いて特典の取り消しやマイルの削除が行われた後で、会員のアカウントにマイルが返還された場合、特典の取り消しまたは削除とそれに続くマイルのアカウントへの返還は「アカウントのご利用」とは見なされません。 ユナイテッドによるアカウントのマイルの修正も禁止行為も、アカウントのご利用とは見なされません。
※ユナイテッド航空HP マイレージプラスの規約より引用
無期限となる前も、「18ヵ月」の間に一度でもクレジットカードの利用等でマイルが加算されたり、特典航空券を発券してマイルが減算されれば、さらにそこから18ヵ月となっていました。
よって、以前から事実上「無期限」に近い状態でした。
ユナイテッドのマイルで「ANA国内線」に乗ることができる!
実は私もUAマイル貯めています。
どうしてANAやJALのマイルではなく、UAマイルを(正確にはUAマイルも)貯めるのかというと、
繰り返しになりますが、
貯めたUAのマイルを使って、ANA国内線の特典航空券として利用することができ、
更に、本家ANAよりも少ないマイル数で特典航空券をGETできるからです!
こちらが本家ANAの国内線特典航空券の必要マイルチャート(ANAウェブサイトより引用)
このように、区間距離に応じて4段階に区分されています。更に距離だけでなくシーズンによる変動も加わります。L=ローシーズン、R=レギュラーシーズン、H=ハイシーズンですね。
最も必要マイルの少ないのが、Aのような往復600マイル(片道300マイル)以下の近距離路線をローシーズンに利用した場合の、5000マイル(片道)ということです。
ANAのマイルチャートでは、左端の区間マイルが往復表示となっています。
一方 Unitedマイルを使ってANA国内線の特典航空券を発券する場合は以下のようになっています。
搭乗日が30日以上先の場合 | 搭乗日まで29日以下の場合 | |
出発地~目的地までの距離が800マイル以下 | 5,000マイル | 8,000マイル |
出発地~目的地までの距離が801マイル以上 | 8,000マイル | 11,500マイル |
シーズンによる変動はありませんが、距離に応じて2段階に設定されており、更に予約する時点での搭乗日までの日数に応じて必要マイル数が変動します。
具体的に実例を挙げるとこんな感じ。2019年12月15日の時点で検索した結果です。
先ずは片道800マイル以下の一例として「羽田」-「千歳」
搭乗日まで30日となる2020年1月14日を境に、5,000マイル→8,500マイルに変動します。
同様に、片道801マイル以上の路線となる「羽田」-「那覇」の場合だと、
搭乗日まで30日となる2020年1月14日を境に、8,000マイル→11,500マイルに変動します。
現時点では、搭乗日までの日数(30日前)に応じて2段階にマイル数が変動していますが、ユナイテッドの担当デスクに直接電話して確認したところ「搭乗日までの日数だけが変動の要素ではないし、必要マイル数もより複雑に変動する場合もあります。・・・とのことでした。参考までに付記しておきます。
このように、搭乗日までの日数に応じて2段階に必要マイル数が変動するので、お得さをMAXに満喫したい場合は搭乗日まで30日以上の余裕をもって予約する必要があります。
よってここから以下は、搭乗日まで30日以上の余裕をもって予約することを前提に説明します。
なお、出発空港にもよりますが、距離が801マイルを超えてくる路線は、基本的に「沖縄」へ行くような路線だけ(因みに羽田-那覇の距離が984マイル)。
そうすると、ローシーズンにBの路線を飛ばない限り、UAマイルの方が少ないマイル数で発券できることがお分かりいただけると思います。この場合は、UAだと片道8,000マイル必要ですが、ANAだと7,000マイルで発券できます。
ローシーズンにAの路線を利用した場合は、ANAもUAも必要マイルは同じ。
ハイシーズンになればなるほど、UAマイルのお得さが際立ちますね。
更に、Cのような超長距離路線になると、どのシーズンに利用してもお得になります。
また、UAマイルで基準となっている「距離」は、より正確に書くと、「出発空港と最終目的地空港を「直行」した場合の距離」で計算されます。加えて、目的地まで最大2回乗り継ぎをすることが可能です。
要するに、出発空港が「羽田」、最終目的地が「札幌(千歳)」とした場合に、
「羽田」→「札幌(千歳)」と直行することはもちろん、
「羽田」→「伊丹」→「札幌(千歳)」と一回乗り継ぎをしたり、
「羽田」→「福岡」→「伊丹」→「札幌(千歳)」と2回乗り継いで最終目的地に行くこともUA特典航空券のルール的には可能なのです(本家ANAで発券すると、乗り継ぎのそれぞれでマイルが必要になります)。
もちろんどのルートを飛んでも、「出発空港と最終目的地空港を直行した場合の距離」は同じですから必要なマイルは同じです。「羽田」→「札幌(千歳)」の距離は800マイル以下なので片道5,000マイル。凄くないですか?
UA特典航空券はUAウェブサイトを使って発券しますが、実際はいくら入力しても出てこないルートがあったりするので、自分で好きなように旅程を組むことはできません。発券操作の「慣れ」の問題もあるような気がしてますが・・・
ちょうど最近発券したので、記録として貼っておきます。
(往路)某空港~伊丹経由~羽田
(復路)羽田~千歳経由~某空港
羽田に行きたいのですが、この某空港から羽田は残念ながら直行便がないんですね。なので伊丹や千歳を経由してます。こういうルートを使っても片道5000マイルというのがユナイテッドMileagePlusのいいところ!
この4レグ分で10000マイルですからとってもお得なんですよ!
このように、UAマイルでANA国内線に乗ることができ、しかも乗り継ぎに関してかなり自由度が高く本家よりもお得に使うことができるんです。もちろんユナイテッド航空は、日本から北米・ハワイ、グアム方面にも飛んでいますから、国際線の特典航空券として利用することも可能です。
ただし、ユナイテッドの国際線の特典航空券の発券に必要なマイル数は度重なる改正によってとても多くなっているので、あまりお得ではありません。ANAの国内線を利用する為に使った方が価値は高いです!
※MileagePlusダイナースクラブカードのウェブサイトより引用
搭乗日まで29日以下の場合でも、乗り継ぎ便を利用するならお得!
上で説明したように、UAマイルを使ったANA国内線特典航空券は、片道で乗り継ぎ2回までOKなのです。
よって、搭乗日まで29日以下の場合で必要マイル数が高くなっていたとしても、片道で1回以上乗り継ぎが発生するようなルートの場合は十分お得さを実感することが可能です。
本家ANAで特典航空券を発券する場合は、乗り継ぎ便毎にマイルが必要です。
このように、その時々の状況に応じて「本家ANAマイルを使った特典航空券」と「UAマイルを使った特典航空券」を使い分けるのが理想ですね(^_^)
ユナイテッドのマイルを使ってANA航空券を発券する手順
先ずはユナイテッドのHPに入り、ログインします。
路線や日時、人数などを入力したあと「特典航空券の検索」にチェックを入れて検索します。
「乗り継ぎ便」を排除したい場合は「直行便」のところにもチェックを入れます。
出発地と目的地は、空港の3レターコードを入力するのがよいです。羽田ならHNDですね。最初の2文字を入力すれば候補リストが出てくるので、その中から希望の空港を選択します。
ユナイテッドのマイルでANA国内線を発券する場合、プレミアムクラスは指定できません。エコノミーの表示のままで検索します。
先ずは往路の検索結果が表示されるので、希望のものを選択。
直行便だけでなく、乗り継ぎ便もあります。今回の場合だと、伊丹や名古屋で乗り継ぐような旅程も出ていました。
往路を選択し終わると、復路の検索結果が出てくるので同じように希望のものを選択します。
往路・復路共に選択し終わると、確認画面が出てくるので、間違っていなければ「次へ」
往復で10,000マイルとなっているのが確認できます。
なお、マイルが足りない場合は、不足分のマイルを購入することも可能です。ただし1マイル=4~5円程度と安くないのでオススメするわけではありません。
※ボーナルマイルキャンペーンの時は、マイル購入もまぁまぁお得です!
ユナイテッド航空のマイルは購入可!いきなりマイレージ生活に突入できる\(^o^)/
続いて座席指定の画面に切り替わります。以前はWeb上で座席指定することができなかったのですが、2019年10月頃から突然座席指定も可能に変わりました\(^o^)/
更にUAマイルの使い勝手が向上したと言ってよいでしょう!
続いて、名前やメールアドレス等を確認する画面が出てきます。
ログインしていれば自動的に入力されているはずです。
なお、フリークエントフライヤープログラム(FFP)は、デフォルトではログインしているユナイテッドのマイレージ番号が表示されています。
特典航空券としての利用なので、マイルは貯まりませんが、私はいつもANAのマイレージ番号を選択します(追加ボタンから追加できます)。理由は後ほど説明します。
因みに、ユナイテッドのマイルは、自分でなくとも、更に家族でなくても使えます。
例えば友人が乗るためのANA特典航空券を発券するすることも可能。これは本家ANAではできない芸当なのです\(^o^)/ 便利ですよね!
上の画面の「氏名」のところで「新しい搭乗者」を選んで名前を入力していけばOKです。
最終の確認画面で確認し、問題なければ「購入」ボタンを押します。
これで終了!
発券後24時間以内は無料でキャンセルできるので、発券した後で、間違っていないかもう一度確認するのがベストです。24時間を過ぎると事実上キャンセルや変更は不可能なので(理由は後ほど説明します)十分に注意して下さい。
ANA航空券を発券できる時期
UAマイルを使ってのANA航空券の発券は、搭乗日の約11ヵ月前から可能となります(2019年12月15日時点での確認内容)。具体的に私がウェブサイトで調べた限りにおいては「335日前後」までの予約が可能となっていました。
なお、本家ANAで特典航空券をとるよりも、特典航空券は取りやすいケースが多い印象。繁忙期でANA本家サイトでは特典航空券が満席になっていても、なぜがユナイテッド側から探すと出てきたりすることも多い。
ユナイテッド用に確保されている「枠」が一定数あるのかもしれませんね。
以前は搭乗日の2ヵ月前にならないと予約できませんでしたが、ANA特典航空券のルール変更に伴い、より早い段階から予約可能になっています。ただし本家ANAの特典航空券ルールとは条件が完全一致となっていないようです。
注意点
ユナイテッドのマイルを使った特典航空券の発券には、以下のルールが設けられています。詳しくはこちらのページ
手数料 | 一般会員 |
ユナイテッド予約センターへのお電話によるマイレージプラス特典航空券の予約手数料(出発日にかかわらず適用) | 25米ドル |
出発日まで61日以上ある場合の変更、またはキャンセルしマイルを再加算する手数料 |
75米ドル |
出発日の60日前までに変更、またはキャンセルしマイルを再加算する手数料 | 125米ドル |
ノーショー(無連絡で搭乗しなかった)後のマイル返還手数料 | 125米ドル |
旅ガエル
(1) 電話での予約は手数料が必要!
(2) 予約の変更やキャンセルには75~125米ドルの手数料がかかるので(一般会員の場合)、事実上変更やキャンセルは不可と考えるべき!
この2つは非常に注意しなければなりません。
コールセンター(03-6732-5011)に電話して予約すると、それだけで25ドルも手数料がかかります。ウェブから予約しましょう!
事実上予約変更やキャンセルができないので、あまりに早い段階で予約するのも危険。一方で、搭乗30日以上前までに予約しないと必要マイル数が高くなってしまうのでそれまでには予約しないと意味が無い(T-T)・・・この点は少し不便ではあります。この期間を過ぎてしまった場合は、本家ANAのマイルを使って特典航空券を確保した方がよいでしょう(乗り継ぎ便利用の場合は除く)。
本家ANAの場合は、「運行ダイヤ期間ごとの一斉販売開始時~搭乗日の前日」まで特典航空券を発券することができます。
特典航空券発券後に、予約の変更やキャンセルも可能ですが、こちらも高額な手数料が発生します。
(当初の)搭乗予定日まで61日以上ある場合の変更・キャンセルは75ドル。それ以降は125ドルもの手数料がかかります。かなりの高額ですよ(T-T)
使用した10,000マイル(片道予約の場合は5,000マイル)を有効利用する為に75~125ドル必要となるので、事実上変更やキャンセルは不可と考えがおいた方が無難でしょう。お金を払ってマイルを戻してもらうか、そのままマイルを放棄するのかはお好みで選択して下さい。搭乗しなかった場合も同じですね。※マイルの返還(再加算)を請求しない場合は手数料はかかりません。
この点、本家ANAマイルの場合は、変更やキャンセルが3,000マイルで可能なので(変更の場合は一旦3,000マイルを払ってキャンセルした後に予約し直しとなります)、この点の使い勝手は本家ANAマイルに軍配です!
お得なマイルで搭乗できる代わりに、一旦発券したら変更やキャンセルは(事実上)不可!と覚えておいて下さい。
逆にこの部分だけ許容できるなら、非常にお得にANA国内線を利用できます。
【大注目】2023年1月1日以降搭乗分(往復旅程の場合は、往路が2023年1月1日以降)については、特典航空券発券後の変更やキャンセルが自由(手数料なし)になりました\(^o^)/
ユナイテッドマイルを使う際の唯一の欠点がなくなり、非常に使い易くなります!
実はANAのLTマイル(ライフタイムマイル)も貯められる!
ANAにはミリオンマイラープログラムとして「LTマイル(ライフタイムマイル)」という概念があります。
詳しくはこちらのページ
実は、ユナイテッドのマイルを使ってANA国内線に搭乗した場合でも、このLTマイルを積算できる裏技が存在します。
それは、予約時に選択するフリークエントフライヤープログラム(FFP)を、ANAのマイレージ番号としておくこと!
予約時のこの場面です。
ここをユナイテッドのマイレージ番号のままで予約してしまうと、ANAのLTマイルは加算されません。
私自身はいつもANAの番号を使って予約しているため、ユナイテッドのマイレージ番号のままで予約した場合にLTマイルが加算されないことを自ら確認できていません。ANAのデスクに電話して確認した内容として書いています。
ANAのマイレージ番号で予約した場合は、ANAのウェブサイトでも予約を確認可!
予約完了後は、当然ユナイテッドのホームページでその予約の確認ができますが、ANAマイレージ番号を使って予約すると、ANAのホームページでもその予約を確認することができます。
ただし、国内線ではなく「国際線の予約」として出てくるので、国際線のページで予約を確認しないとダメです。
先日私が発券した予約も、ANAで確認できます。
これはユナイテッドで予約した時の画面
それがANAの国際線予約として反映されている画面がこちら。予約したら直ぐ、ANA側でも確認できますよ。スゴイですね!
画面中央のやや上に「パスポート」の文字があることからも「国際線」の予約確認画面であることが分かりますね。
肝心のユナイテッドのマイルを貯める方法
では肝心のユナイテッドのマイルを貯めるのはどうするの?・・・ということですが、私はクレジットカード決済で貯めるのが1番です!
ユナイテッドのマイルに関しては、100円決済=1.5マイルの高レートでマイルを貯めることができるクレジットカードが複数あるので(しかも年会費も高くない)、これを利用するのが1番でしょう!
この点に関しては別の記事に詳細に纏めているので是非ご覧下さい!
ユナイテッド航空のマイルが一番貯まる最強クレジットカードはどれ?「MileagePlus」
マイレージの世界はとっても楽しい!
マイレージ制度、ちょっと複雑ではありますが、一度理解して使いこなせるようになると本当にお得です。
お得な使い方などを見つけるのは、なんだか「法律の抜け道」を探しているようでワクワクしてしまいます(^_^)
私はマイルの魅力にどっぷりとハマってしまいました(^_^;)
旅ガエル
これからもたくさん貯めて思いっきり使いたいと思っています(^▽^)
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【裏ワザ?】初心者向けANAマイルの貯め方・陸マイラーになろう!JAL派の方も!
ユナイテッド航空のマイルは購入可!いきなりマイレージ生活に突入できる\(^o^)/
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最後までお読み下さりありがとうございました。
by旅ガエル(@tabi_frog)