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寝ても覚めてもマイルのことばかり考えている「旅ガエル」(@tabi_frog)です。今日は、
通常決済で100円=2マイルを獲得できる「ANAダイナースプレミアム」は本当に最強のANAカードなのか?持つ意味はあるのか?について、
10年間ホルダーが独自の視点で切り込みます!
実は旅ガエル、このカードを2009年から2018年7月まで、約10年間保持してました。
『保持してました?』
結論からいうと、もう愛想をつかして別のカードに切り替えてしまいました。近年の著しいサービス低下を考えると、妥当な年会費は7~8万円程度。それ以上払う価値はないと判断して解約に至りました。
また、5年ほど前にANA修行を行ってSFCホルダーになったことも解約に流れた大きな理由の一つ(それでもSFCになってからも5年程保有してた)。
その判断に至った本音を開示します。
旅ガエル
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ANAダイナースプレミアムの特徴
良くも悪くもこのカードの特徴は下のとおり。更に細かい特徴は割愛してます。
- ブラックカード?といわれるステータス
- カード利用100円=2マイル
- 驚愕の年会費=155,000円(税別)
- 入会/継続ボーナスマイル10,000マイル
- 搭乗ボーナスマイル50%
- 国内線ANAラウンジ利用可能
- ANAマイルへの移行制限がない
- プライオリティパス付帯
- 家族カード無料(人数制限なし)
- ビジネスアカウントカード発行可(年会費2,000円(税別))
- ポイントに有効期限がない
- コンシェルジュ
- エグゼクティブダイニング
- 銀座ダイナースプレミアムラウンジ
- 東京駅大丸ラウンジ利用
- ホテル上級会員付帯
- ダイナースポイントモール
- HIS「クラスワン」に条件なしで入会可
- 一休comのダイヤモンドステージ付帯
ブラックカード?といわれるステータス
ステータスがあると思っているのは、多分カードを保有している本人だけ。カードを出したら対応が変わったとか、一目置かれているとか、そういったものを感じたことは一度もありません。
また、このカードを持っていると女性にモテるようになるわけでもありません。
キャバクラなどで出すと、もしかしたら『カモが来た!』ということでモテる可能性はあるのかもしれませんが、そういうお店に一切行かないので分かりません。
あるとしたら、クレカマニアの友人などから、時折興味本位で質問された程度。
コンビニの店員さんに『店長~このカードって使えますか?』と待たされたこと多数
正直いってそんなもんです。
特に海外ではそもそも決済に使えません。ヨーロッパでは特に致命的。空港でさえ使えないことがありました。
よって、海外では、誰でも作ることができる「楽天カード」や「Yahoo!カード」よりステータスは下。近所のお店だけで使えるポイントカードと変わりません。
カード利用100円=2マイル
これはとっても良かったです。・・・というか、良かったのはこれだけ。
リボ払いの活用とか、前年の決済額に応じたボーナスポイント・・・といったことを気にせずに、単に決済するだけで100円=2マイルというのは確かに「最強」でした。
2018年に入ってから、リボ払い活用による100円=3マイルの獲得ができなくなったこと(私は面倒なのでやったことありません)、及び、決済毎のポイント付与に切り替わり(それまでは1ヶ月の集計額に対して100円=2マイルが付与されてました。)、ポイント付与条件が少し厳しくなっていました。
年間500万円決済すれば、それだけで10万ANAマイルを得ることができ、マイラーにとっては確かに魅力的でした。
2018年12月16日利用分から、「100円=1.5マイル」となりましたね。唯一のメリットも無くなってしまいました。ANAマイルを貯めるならトータルで見ると「ANA VISA WIDE ゴールドカード」以上のカードはやはりありません!
【ANAカード最強おすすめ2023】ANA陸マイラー向け決済用メインカードは?
驚愕の年会費=155,000円(税別)
10年間この年会費を支払ったので、このカードの年会費だけで155万円(税別)も支払ったことになります。私は大馬鹿者でです。
155万円あれば、「新型ジムニー」が一台購入できます。10年前にタイムマシンで戻れるなら、10年前の自分に『やめとけ』と間違いなくアドバイスするでしょう。
※もう随分前のことなのでハッキリ覚えてませんが、当初の2年くらいはANAとの提携でなくプロパーのダイナースプレミアムを所有してました。たしかその時はもう少し年会費安かったと思います(10万円(税別)だったかな?)。
使える店舗が少ない
事実です。
国内では、JCBとの提携により、あまり不都合を感じなくなりました。特にこの2~3年は国内で不都合を感じたことはそれ程多くはありません。
ただし、ネット決済では、いまだに時々使えないところがありますね。「VISA」「Master」「JCB」「AMEX」・・・はいここまで、みたいな感じ。
致命的なのは海外です。本当に使えません。
「決済できること」・・・はクレジットカードの根幹機能なので、これが機能しないというのは致命的。
海外のホテルやレストランで使えないと言われたこと多数。逆に使えた記憶があまり残ってません。国際空港で使えないと言われたこともありましたよ(確か「エルメス」だったと思う)。
本当に海外では単なる「ポイントカード」です。
入会/継続ボーナスマイル10,000マイル
まぁこれは嬉しいです。
ただし、年会費が半分程度の他のANAプレミアムカードでも同じだけ付与されるので、このカードだけが特別という話ではありません。
年会費の中にその分が含まれているだけの話です。毎年10,000マイルをバイマイルしているだけのこと。
搭乗ボーナスマイル50%
これもないよりはありがたいですが、それ程たくさんマイルがもらえるわけではありません。
たとえば、羽田-那覇便に、スーパーバリュー運賃で搭乗した場合にもらえるボーナスマイルは369マイル(片道)です。
50%と聞くと大幅アップに思えますが、もともと付与されるフライトマイルが少ないので、大きなインパクトはありません。
「区間基本マイレージ」×「クラス・運賃倍率」×50%
上の「羽田-那覇便」の場合、984マイル×75%×50%=369マイル
特に、SFC会員になった以降は魅力半減。SFC特典で40%のボーナスマイルが付与されるので、その差10%。まったく特別感はなくなりました。
国内線ANAラウンジ利用可能
このカード発行で使えるのはANAラウンジといっても、あくまで「国内線」のANAラウンジのみ。「国際線」のANAラウンジは使えません。
確かに使えないよりは便利ですけどね。何度か入ると正直飽きてきますし、どうしてもそれがないと・・・というほどのものでもありません。
特にSFCになってからは、国際線のANAラウンジまで使えるので、ANAダイナースプレミアムとしてのメリットは「0」になりました。
ANAマイルへの移行制限がない
これは確かに助かった場面も何度かありました。決済によるマイルが結構たくさん貯まるので、自由に移行できるのは助かります。
ただこれも、ANAカードならどれも同じであって、このカード所有者だけのメリットではないので、特筆するほどのことはありません。
ポイントに有効期限がない
これも確かにメリットがあります。
ただ私は、マイルが貯まったら比較的すぐに使う傾向にあるので、仮にポイント有効期限が3年だったとして殆ど困る事はなかったように思います。
仮にポイント有効期限が3年だったとしても、マイルに移行すれば更に3年延ばせるので、余程のことでもない限り困らないだろうと考えます。
プライオリティパス付帯
修行してANAやJALのステータスを得る前は、確かにメリットはありました。
・・・が、修行後は、プライオリティパスのラウンジを使う機会は殆どなくなってしまいました。あっても年1回程度。別になくて良いですし、年1回のその時は、周りにある洒落たレストランを利用すれば十分ではないかと思います。
家族カード無料(人数制限なし)
これは良いですよね。特に家族が多いなら、その分お得です。
特にSFC取得後は、家族カードを発行するだけで家族会員もSFCになれるため、家族会員が3人も4人も居る場合は、年会費のデメリットが確かに相殺されるところはあったでしょう。
ただ私の場合はそういう状況でなかったので、大きなメリットとはなりませんでした。
ビジネスアカウントカード発行可
年会費2,000円(税別)で、ビジネスアカウントカードを発行することができます。
個人事業者などには便利かもしれませんね。個人用カードと引き落とし口座を別に設定もできます。AMEXなど、ビジネスカードを発行する場合、普通に何万円もの年会費が必要なので、その点のメリットはあるのかも知れませんね。
コンシェルジュ
まぁ、自分で調べて予約した方が、遙かに精度も良いし早いです。
そういうのが面倒でできないよ・・・という人にとってはよいのかも?
「ホテルが満室でもコンシェルジュにお願いすると部屋を特別に確保できる」
「任せておけば、最適なプランやお店を選んでくれる」
「入手が難しいコンサートのチケットでもコンシェルジュに頼めば確保してくれる」
とか真っ赤な嘘です。
ホテルに空きがなくて困っていたとき「もしかして」と思って聞いてみましたが、「空室がない」と言われました。
観光地での良い観光プランを立てて欲しいと頼んだところ、ネットを見れば書いてある内容と全く同じで、独自のものは特にありませんでした。
どうしても行ってみたかったコンサートのチケットを2回ほど依頼してみたことがありますが、両方NGくらいました。
そういった経験をして以降は、コンシェルジュは使ったことはありません。
自分でやった方が早いし確実デス。間違いなく!
エグゼクティブダイニング
決まったレストランで「決められたコース料理」を2人で食べると「1人分タダ」というアレです。
「決められたコース料理」というのが曲者。要は、もともと高い金額設定のコースとなっています。
確かにお得な部分もあるのかもしれませんが、私は特にグルメに興味があるわけでなく、その辺の居酒屋や定食屋さんの方が好きなので、殆ど使いませんでした。
カードを所有した最初のころに1~2度使っただけですね多分。
また使いたいとは全く思いません。かえってレストラン選択の自由が制限されるような感じがして好きになれませんね。
銀座ダイナースプレミアムラウンジ
銀座など行く機会が少ないので、私にとってはないに等しいです。
毎週のように銀座に買い物に行くような方には便利なのかな?
3~4回ほど使ったことあるけど、カード保持者量産されてるからけっこう混んでます。
それに同行者が有料になったので(昔は同行者1名まで無料だった)非常に使い難い。誰かと一緒なら普通の喫茶店の方がゆっくりできていいかな。メニューもそっちの方が多いし。
東京駅大丸ラウンジ利用
これも上記ダイナースラウンジと同じ。
同行者有料なので実際は使いにくいかな。ソフトドリンクが置いてあるくらいだし(アルコールはたしか有料)
ホテル上級会員付帯
いくつかのホテルグループの上級会員資格が自動的に付いてきます。
でも実際使わないですよ。だって高いもん!ホテル一泊に5万とか6万とか私には信じられません。最近は国内なら「東横イン」、外国は「Airbnb」がお気に入りです。
ダイナースポイントモール
これ昔はとても良かったんです。購入金額の20%のポイントが付与されるケースも多数ありました。20%ですよ!驚愕の数字です。
運営が三井住友信託系になってからこれが改悪となり、現在は付与されるポイントが1/4~1/10くらいになってしまいました。その他たくさんあるポイントサイトと変わらない、若しくはそれ以下のレートです。改悪後はまったく魅力ナシとなりました。
HIS「クラスワン」に条件なしで入会可
HISが運営するもので、「ビジネスクラス」「ファーストクラス」を利用することを前提としたツアーデスクですね。
10年間で結局一度も利用せず。要は、高い金額のツアーを進められることになるのでメリットなのかデメリットなのか良く分かりません。
向こう側からしたら「鴨ネギ倶楽部」みたいなものですね。多分。
一休comのダイヤモンドステージ付帯
これも一度も利用せずじまい。
何度か良い条件のホテルないかな・・・と探したことはありますが、優待を受けられるのが、そもそも高額なホテルしかありません。
優待を受けるためにわざわざ高額な商品を選ぶ・・・とか、相手の思う壺といえばその通りではないでしょうか。
でもネットでは評判いいけど?
確かにネットでは「ダイナースプレミアム最高!」みたいな記事が散見されます。
でもこれってほぼ100%アフィリエイターの記事。
恐らく「まずはダイナースの普通カードを申し込んでインビテーションを狙いましょう」みたいな内容になっていると思います。そうやってクレジットカードを発行すると、アフィリエイターに紹介料が1万円くらい入るという仕組み。
私もアフィリエイト自体はやっていますが、本当にイイモノは勧めるけど、ダメな物はやっぱりダメと言うべき。そう考えます。
まとめ
都心に住み、年間1,000万以上決済するなら、考慮の余地あり(これだけの決済額になると、得られるマイルで年会費のデメリットを相殺できるようになるから)。
それ以外の方には自己満足以外の現実的なメリットはあまりない。
高い年会費を払うなら、その分でSFC修行した方が遙かにメリット大!
年会費だけはたしかに「最強」
このカードを解約したことによって、確かに決済によって得られるマイルは少なくなりました。
しかし、それ程の額を決済していたわけではありませんし、私には「ポイントサイト」という強い味方がありますからね!
因みに現在使っているメインカードは「ANA VISA SFCゴールドカード」もうこれANAカードとしては最高のカードです!
【ANAカード最強おすすめ2023】ANA陸マイラー向け決済用メインカードは?
ステータスに拘る方は、AMEXプラチナの方がいいのでは!
カードも金属製(メタル)になり、所有満足度はダイナースプレミアムより高いと思うし、海外でもAMEXの方が遙かに使えます。
【METAL CARD】AMEXプラチナカードがいよいよ金属製の「メタルカード」に!
ダイナースクラブがインビ乱発疑惑!
「ダイナースクラブ」がプレミアムへのインビテーションを乱発してる模様
キャンペーンをうまく利用して大量マイルGET!
「ANAダイナースカード」入会キャンペーン+αで超大量10万マイル超GET!2020年6月末まで
既にプレミアムカード持っている方向けの記事
「ダイナースプレミアムカード(ANAダイナースプレミアム含む)」の効果的な解約方法!
最近ダイナースはこんな広告記事まで出して会員獲得に必死です。
こういう広告出されると、ホルダーとしては恥ずかしくないですか?
https://goetheweb.jp/lifestyle/diners201811
追記※非常に不評だったらしく直ぐ削除されました。
おまけ 終焉の始まりか? 年会費無料を始めたぞ!
会員数減少が止まらないのか、とうとう「初年度年会費無料キャンペーン」がスタートしました。
ダイナースカードを10年以上利用していました、年会費無料のキャンペーンを今まで私は見たことがありません。
多くのカードが「初年度年会費無料」をやってるので、キャンペーンの内容自体はどうってことありませんが、今まで一切年会費無料の路線には手を出さなかったDinersがこれをやり始めた点が非常に興味深いですね。
今のところ私にはダイナースの未来が明るいようには見えませんが、海外などでどれだけ使えないかを確認するには良いチャンスかもしれませんね~( ̄ー ̄)
ここまで言ってもANAダイナースを発行したい方はもう止めません(^_^)
例えばこのカードの方が100倍メリットあります!
冗談抜きで他にもメリット盛りだくさんのカードは沢山あるので、ANAダイナースとかマジでやめた方がいいです。経験者談ですからww
例えばこのカード(私も持っている)の方が100倍メリットがありますホント!
【マリオットAMEX超完全解説】2024最新ボンヴォイプレミアム5年目Userの本音/特典~入会キャンペーンまで紹介
マイレージの世界はとっても楽しい!
マイレージ制度、ちょっと複雑ではありますが、一度理解して使いこなせるようになると本当にお得です。
お得な使い方などを見つけるのは、なんだか「法律の抜け道」を探しているようでワクワクしてしまいます(^_^)
私はマイルの魅力にどっぷりとハマってしまいました(^_^;)
旅ガエル
これからもたくさん貯めて思いっきり使いたいと思っています(^▽^)
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最後までお読み下さりありがとうございました。
by旅ガエル(@tabi_frog)